コミックマーケット59(00/12/29〜30)


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年の瀬、そして20世紀最後の時がせまるなか、やってきましたコミケの時期が。これがなければ年が越せない、ということで、今回も始発で行ってまいりました。

昨年の冬コミは、ビッグサイトのスケジュール上3日間開催となりましたが、今年は例年どおりの2日間開催でした。そのため1日あたりのチェックしたいサークルさんの密度が増えるので、今夏以上の兵隊を募ったわけですが、当初の予定では2人は確保できるはずだったのに、結局は1人のみの協力となりました。まあでも、居ると居ないのでは劇的に違いますからね。贅沢は言ってられません。
この限られた状況の中、いろいろ行動プランを立ててチャレンジしてきました。


1日目(29日)
基本的にコミケは日程で本や読者の系統分けがされています。そんなわけで、この初日はジャンルが「アニメ・漫画」になっていますが実質は「女性向け」というカテゴリーがなされています。ただし夏の事件にも現れているように、男性向けの(大手に並ぶ)参加者が圧倒的に多いこともあって、この女性向ジャンルの日にいくつかの男性向け大手を配置することがあります。そして今回は超大物「Cut A Dash!!」がそこにあたるわけです(他にもbolzeやLEVEL-Xなど)。当然「Cut〜」は僕も狙いたいところなのですが、言うまでもなくリスクも大きいということで、今回の兵隊参加をしてくれたG君にお願いをすることにしました。
ただ、個人的にこの日は島の方にアタリに行くサークルさんがなかったので、僕自身も「LEVEL-X」に並んでみることにしました。そこを過ぎればとっとと西の方に流れる、と。むしろ、今日に限っては西の方に行きたいサークルさんが集中していましたが、やはりなんだかんだ言っても「Cut〜」は外したくないなあ、というわけで。しかし、去年の状況を考えると「Cut〜」は難しいだろうなあ、という気はしていました。
開場へのアクセスは毎度のごとく臨海線。5時半からの臨時列車の一本目に乗ることができたので、これは結構いいポジションにつけるのでは、と期待して行ってみると、やはり並んだ列は8列目。始発組2列目でした。それにしても、思ったより徹夜組が少なかったですね。入場前の並ぶ列は、徹夜列と始発列を別けるようにして列を作っているのですが、この始発列と徹夜列の間にだいぶ広くスペースが開いていました。やっぱり寒いと徹夜パワーも薄れるのかねえ。

開場前の列では、名古屋から来たという学生さんとダベリながら待っていました。開場到着時の6時前後あたりは、アスファルトのせいでお尻こそ冷たいものの、気温的にはこんな程度かなあ、と思っていたのですが、日が出始めたあたりから強い浜風(?)が吹き始めて、これが猛烈に冷たいのです。今年は少しなめていました。明日はもうちょっと防寒対策を練ろうっと…。

毎度のごとく、10時前の9時45分くらいから先頭列が動き始め、結局僕らの入場タイミングは10時15分ごろでした。思ったとおり、一般始発組としてはだいぶいいタイミングで入場できたので、会場内も思ったよりは混んでいなくて助かりました。まあ、これと本を買えるかどうかは別問題ですけどね…。
自分のプランを遂行しつつ、途中でG君に頼まれたところもチェックしながらサークルを回ることはできました。たいした混乱もなく、一応自分の予定内のところは抑えることはできたので、まあまあの成果ではあったと言えました。

2日目(30日)
というわけで、男性向け読者としては本番とも言うべき2日目です。予定通り、かなりの数のチェックしたいサークルさんが詰め込まれていて、リストアップしただけでもかなりの数になっています。協力者がいないと、とてもじゃないけどやってられません。
家を出たタイミングも新木場までたどり着いたタイミングもすべて昨日と一緒でしたが、やはり臨海線臨時列車の1本目はのがしました。これは夏の時も同様な状況だったのでさして困ることもありませんでした。逆にいえば、「Cut〜」のような所を相手にしなければ、十分挽回できることだしね。
というのも、今回はこれまでとは行動プランを少し変更してみました。まず、どうしようもないシャッター前は無視(爆)。この2日目だと「F4-COMPANY」+「斬鬼楼」や「Cork Board」などがやばい列を形成するのではないかと予測をたてられるので、欲しいけどこの辺は無視してしまうことにしたわけです。
加えて2日目は男性向け大物サークルが集中している分、サークル配置で抑えたいサークルさんがだいぶ固まっているポイントがあるので、ここをG君にあたってもらうことにしました。で、自分は島中の個人的に外したくないサークルさんをあたるという感じで。壁大手さんだと、最近は書店委託率が高いし、ネットに転売の果て流れてくる可能性も高いし(爆)(注:転売はいけません)。というわけで、今回は初めて「壁サークルさん後回し作戦」にでたわけです。

入場列は、やはり1日目よりも徹夜組の数は増えていましたが、僕らが並んだ位置もあまり後ろのほうにはなりませんでした。むしろやばかったのは、昨日よりも男性参加者が多いこともあって、トイレの待ち時間が長かったことですかね。後、去年から楽しみにしていた関西風うどんの屋台の列もすごかったなあ。去年は1日2杯はいけたのに。

入場タイミングも、やはり遅れて10時45分ごろになりましたが、これは十分予定通りのペース。後はこの作戦をどこまで遂行できるか、にかかっていたわけですが…、これまた思った以上に成果はありました。とりあえず自分の抑えておきたいところはだいぶチェックできましたからね。ただ、自分の認識の甘さもありました。G君に頼んでおいたあたりで、かなり列がやばいことになっているサークルが3つ、4つとあったので、これはもう少し研究の余地はあるかなあ、と。ただ、自分としてはだいぶ成果はあったと思います。


総括
こんな感じで、20世紀最後のコミケも終了しました。
夏の時のような大きな混乱もなく、自分としてもそれなりに満足の行く成果はあったので良かったです。
今回のような感じで回れれば、だいぶ初チェックのサークルさんも回れていいな、と言う感じなんですが、むしろこれからは資金面の心配をしないといけない感じです。

コミケはまだまだイロイロな問題を抱えつつ世紀を超えるわけですが、21世紀のコミケも、参加者みんなが楽しめて、満足できるようになれればいいですね。