コミックマーケット62(02/08/09〜11)


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62回目となりました、同人誌の祭典コミックマーケットです。 直前にヘンな事件が表立ったりしましたが、事件事故の無い、楽しいイベントになればいいな〜。


1日目(9日)
初日。毎度のごとく一人で参加のつもりだったのだけど、ふとしが急遽やって来たので動員することになった次第で。ついでに車で東京駅まで送ってもらって、そこから京葉線に乗ったわけなんだけど、こちらはいつもの通り2本目から。最終日でもなければ新木場臨時始発に乗れるんで問題ないですが。

初日ジャンルはFC、アニメ、漫画系と男性向けの薄いジャンル。というより、最終日に男性向けのジャンルが偏りすぎている印象もあります。その為、参加者も女性率が多いわけですが‥‥男性率もなかなかかな。男性向けが薄い分、企業スペースに向かうとか、後は混雑を抑えるための大手の分散のためとかでしょうね。そんなわけで、初日は「BlazerOne&偽住所不定」がきています。コレは大きい。
こんな背景もあったわけですが、今日のプランとしては東123に張り付いて終わりのつもりだったのですが、ふとしがやって来たので「ふとし君、にせぶれ行きケッテイ!」となりました。人でなしです。ただまあ、企業に張り付く人間が多いんじゃないか、とか僅かながらの勝算もあっての事なんですが‥‥かわりに競合する大手サークルも少ないけど。五分五分か。
新木場臨時始発は、案の定それほど混んでいるわけでもなく普通に乗れました。で、毎度の混雑に流されながら東側の駐車場へ。ゆりかもめの有明駅下の道路が工事中で、道路が寸断されているために渡り放題になっていて、これはこれでイイカンジだな〜などと思ったり。
会場到着は5:45頃。普通に始発電車組だと思われます。この段階で16列目。いつもこれくらいのラインだよな。ただ、哲也組も含め、あんまり人は居ない印象。ますますにせぶれがイケそうな気がしてきた。
今年の夏コミは久々にジリジリの快晴。考えてみると、ここ3年「台風さえも晴れる」と言われたコミケの天候も崩れっぱなしだったわけで、なんか久しぶりだな〜という感じでしょうか。風が結構強かったので、最初は暑いけどマシかな〜と思っていたんだけど、日差しはどうしようもないね‥‥。ふとしはこんな天候でも爆睡していたが。

待機中は特に変わったこともなく(なかったわけでもないが)、アチ〜アチ〜と待っていたんだけど、8時になったあたりから、スタッフがやけに待機列に戻る指示を出し始める。8時なんて、いつもなら朝食でも食べに立って〜、トイレにでも行って〜という時間帯なのだが、どうしたもんか?と思っていたら、さらに9時を過ぎたあたりから、列圧縮&整理の勧告が出始める。気が付くと、9時半過ぎくらいから先頭列の列圧縮を始め、45分過ぎには既に移動を開始し始めた。
ずいぶん列を動かしはじめるのが早いな〜と思っていたら、さらには列圧縮時に列に居なかった人は、列に戻るのも不可としていた(連れと連絡が取れれば戻れたのかな?)。結構強行に。普段なら、この時間はそろそろ列が動くかもしれないのでトイレからも戻りましょう〜とかいうタイミングなのに。恐らく、会場時間から一般入場までの時間をよりコンパクトにしてタイムロスを少なくする&ある程度、列のまま館内に押し込んで(多分10時前でも建物内には入っていたのではないかと思う)会場ダッシュの抑止効果でも狙ったのかもしれない。また、それと同時に徹夜に対するそれなりのペナルティ(列圧縮時間が早く、また復帰も難しいという点)のつもりなのかもしれないなあ、とも思った。
このため、自分の位置でも入場時間は10:10頃。僅かではあるが早い入場となりました。

入場してからは、予定通りふとしは456へ向かい、こっちは123へ。外に出てまずは「腹黒い兄弟」と思ったら、間違えて「ごっきー倶楽部」の方へ行ってしまった。あら?来てしまったのはしょうがないのでそのまま「ごっきー」へ。人少なっ!その後は予定通り「腹黒い兄弟」に向かう。が、こっちも人居なっ!う〜ん、今回カタログを見てて、結構壁と島の入れ替わりがあったな〜と感じていたけど、何気にサークルさんの人気の情勢というのも変わっているのだな〜、と感じました。
次に向かった「LEVEL-X」は毎度の通りでしたが。ここで結構時間がかかる。が、部数制限も切り替わらないまま購入完了。この時点で12:00ってところか。まあこんなもんかなあ。
後は建物の中に入って他の壁、島サークルさんを回る。が、なかなかふとしから連絡がない。携帯がかかりにくいだけか‥‥それにしてもこの時間ならなんらかの結果が出てるんじゃないかと思うんだが‥‥と連絡をとってみると「全然うごかねーんですけど」との返事が。うわっ、マジで?状況が見えないのでふとしにはもう少し頑張ってもらって(鬼)、「KOGEKOGE HOUSE」に並ぶ。当初の一人参加プランでは、これで主要なところは完了なので。ここでも40分少々の時間がかかり、これで13:00になったわけなのだけど、依然としてふとしからは何の連絡もなし。
ということで456の外へと出てみたら、うっ、まだ列がこんなに‥‥。まだ列が折り返すくらい残ってるよ。マジか‥‥。
この段階で折り返していなければ間違いなくアウトだけど、始発電車組でそれはないだろう、と列を追ってみる。ふとしを発見。微妙な位置だな〜おい。
この時点で新刊1限、既刊2限の模様。非情にも「頑張れ」と言ってそのまま現状維持(鬼)。居た位置も位置なので十分届きそうな予感はあったんだけど、しばらくたったくらいに販売がストップして、どうやら部数の確認をし、ここで既刊も1限。で動き出したのだけど、すぐに再び販売がストップして、ここで新刊は終了となりました。あら〜、やはり。この後、限1になった既刊には届いたので良しとしたいところだけど、総計7時間半待ちつづけたふとしは「負けに等しい引き分け!」だそうで。
ギリギリ新刊まで届いた人が、噛み締めるようにガッツポーズをしながら通り過ぎて行く。負けに等しい引き分けか‥‥うむ、確かにそうだな‥‥。でも、よく頑張ったよ。

お互い疲労感に浸りながら、頼まれ物を探しに企業スペに行ったけど、ぐるっと一回りしただけで結局今日は終了。ねこねこがスゴイ列だったという話とか、Leafの紙袋が2時過ぎになっても販売していたとか、そんな感じでした。
思ったより長居することになったな〜。

2日目(10日)
2日目も当然のように始発で出発‥‥したわけですが、今日は別に始発である必要が無かったな〜という気分。というのも、今日は女性向けもしくはコンシューマゲームや芸能がジャンルとなっていたわけでして。格闘もあるけど、このジャンルは別にチェックしてないんですよね。後はまあONLINE RPGものとか‥‥。ただ、大手の分散で「bolze.」「甲冑娘」等などの大物サークルがいるのがポイントか‥‥でも、個人的にはあんまりチェックしてないんだよね。
そんなわけで、今日も女性率が高いかな〜と思っていたわけですが、電車は結構男性率高し。ただ、到着時間は昨日と同じ5:45なのだけど、列は15列目でした。うむ、数は少ないのかな、思った通り。
ちなみに今日は一人参加(一緒にG君が来たんだけど、彼はカメコメイン)。チェックしたいサークルは123、456にまばらにあるんだけど、外に並ぶようなサークルもなく、今日は趣味的な本だけで終わることでしょう。なおさら始発で来る意味があったのかと‥‥。ま、いっか。
天気は今日も快晴。日差しのジリジリ感は昨日より上な気分ですが‥‥。あ〜、日焼けがイタイ‥‥。
入場前列整理は昨日と同じ状態。今日は列の後ろの方には居なかったので、圧縮前に戻らなかった人、戻れなかった人がどうなったかは知りませんが、今日も入場時間は10:10頃でした。

本日の行動プランは、上記の通り島中巡りがメイン。それでも完売してたりしてアレなんですが。特に書くこともないんだけど、これまではあまりチェックしなかった、でも本当は見てみたかったジャンルの本が買えたので、自分的には割と満足気味です。
ただ、昨日の「大チャンヂャ」さん同様、今日は「峠屋本舗」さんを逃したりして残念無念というか。大手は逃し慣れているし、後からマネーパワーでなんとかなるもんだけど、こういうメジャーではないと思われるサークルさんの本を入手するのは結構苦労するわけで、やっぱり残念だなあ‥‥。
事前にチェックしておいた主なサークルさんは回りきったので、今日は企業スペースへ。特別欲しいもの、見たいものも無いんだけど。金無いし。
今日もなんだかねこねこソフトが人気っぽかったり、今日のLeafはお昼過ぎですでに紙袋が終了していたり、後はおねティーのDVD待ち?と思われる一団が居たりと、企業スペースは販売物が固定している分、安定して賑わってますね。なんとなくebの「本気球」を買ったり、ちよれんでRambling Heartのカードもらったり、後は高橋&水無月の号外とかもらったり、金の掛かることは何もしてません。あらまあ。

今日はそんなに長居することなく終了することにしました。明日に備えて余力は残しておかないとね。うむ。

3日目(11日)
本日も当然始発で出発‥‥のつもりだったんだけど、うしさんに車で東京駅まで送ってもらえることになったので、初めて京葉線の始発に乗れるな〜、これならりんかい線の臨時始発にも乗れちゃうかな〜と思っていたら、「ついでだし、ビックサイトまで行っちゃおうぜ」ということになったので、思いがけずそんな時間に会場到着することになりました。
始発で到着するよりも1時間も早い到着なため、こりゃまったくノーマークにしていたけどビックなサークルさんも回れちゃうかな〜と、悪い妄想をかきたてていましたが、現実、湾岸線を抜けて台場に入った辺りから、歩道を行く人の群れが…これってやっぱり行き先は一緒だよな‥‥。そして、ガレリアそばの交差点付近に来たころには、普段と変わらないくらいの人波が。うわっ、ぜんぜん俺らたいしたことないじゃん。というか、みんなどうやってたどり着いてるんだ?ホテル?タクシー?
結局、東駐車場への到着時刻は4:40ごろになったわけだけど、例によって並んだ列は28列目。昨日、一昨日より+10列くらい。つまりこのペースで考えると、今日もいつも通りに電車で来たとしたら、+20列くらいになったんじゃないかな〜とか予想もできるけど。昨日、一昨日からは比較できないような参加者の増加っぷりですかね。いや、早朝時点での人数が。
しかし、ついにあの始発電車組とそれ以前の人たちの間にある、あの広い通路の、”こっち側”に来てしまったのかと…
あー、それにしても今日も激しくいい天気ですね。もうちょっと天気が悪くていいような気がしてきた。

3日目ということで、ジャンルは当然ギャルゲー、男性向け創作などがメインの日。言うまでもなくチェキサークルが多いので、本日はUndo、ふとし、G君の3人で参加。うしさんとなみちゅうはお昼ごろに合流予定な感じで。行動プランとしては、自分が東西を満遍なく回り、ふとし君が123の壁をチェック。カメコメインのG君には、西に行くんだしせっかくだから「RengaWorks」だけ見てもらうことに。
初日、2日目となんとなく今回は列の動き出しが早いような気分でいたんだけど、今日はなんだか遅い印象。それはまあ、昨日とかに比べたらだいぶ後ろに並んでいるからなんだろうけど。それでも、入場時間はだいたい10:25くらい。1列あたりほぼ1分で動かしているんだし、たいしたものです。

さて、ふとし、G君と別れて行動開始、456に入って「Teamいもずか」を見た後、すぐに123に行って「ニガヨモギ」などの島中をあたってから「ぺたぺただん。」などの壁へ。そして再び島、と行ったり来たり。主要なところを抑えたら、再び456に行って、ラ付近のやはり主要なサークルさん(「麒麟堂」さんなど)を見る。たもりただぢ氏の「niesox」は移動していたので回避。
だいたい東の個人的に主だったところを回ったくらいにして、今度は西へ。考えてみると、西の方がメインのサークルさん多い気もするんだが…数よりも「個」にこだわりたかったので東に並んでたわけですよ。
その西では「GGGファクトリー」や「まるち〜ず」などの壁を見て、何気に「あじのひらき」「ZIP」付近に列が残っていたので、そこに向かう。残っていたのは「あじのひらき」でしたが。後はMalcolm.X氏関係を回ってから島中へ。「B-rause」の班長さんに挨拶したり。
そのくらいでちょうど集合時間になったので、みんなと合流。G君、ふとしから成果を受け取る。うむ、みんな頑張った!
ここでG君、ふとしはお役御免ということで西の上の方へ向かい、自分は再び東へ。はじめは回避していたところの確認などなど。これが結構残っているもんでして、2時近いというのに「スカポン堂」なんかが買えたし(中向いてた)。

資金的に限界な感じになったので、この辺で終了となりましたとさ。


総括
直前に爆弾騒ぎがあったり、コミケ狩りの報道があったりして、なんだか妙な不安感を煽られた今年の夏コミでしたが、実際イベントとしては、目に見えるような事件事故もなく、いつもの通りに進行された、という印象でした。
何より、今年は久々に3日間とも天候に恵まれて…これはちょっと勘弁という気もするけど、まあ、変に天気が悪いよりもマシですよね。

さて、今年のカタログを見ていて思ったことに、自分の中では「壁確定」と思われたサークルさんが結構島中(それでも広い通り沿いだったり角だったりしますが)に配置されていて、なんだか同人界のサークル人気図も変わってきているのかな〜、とか感じました。混んでいることは混んでいるけど。
後、委託をするサークルかどうかの認知度がサークルの完売か否かにも影響がでているように思います。例えば「スカポン堂」さんや「渡辺製作所」さんなんかが最終的に内側を向いて販売していたり、「Fountain's Square」に行ったふとし君も「人いなくて普通に売ってたから買ってきたー」ということだったり、この辺の状況も変化しているんだな〜と思いました。つまるところ、これら人気サークルであっても、ある程度余裕を持って来たって購入するチャンスがあるわけです。
例えば、今回は車で送ってもらったりして始発電車よりも早く並んでいたわけですが、それでも結局購入している本的には変わらないかな〜というか、結局いつも自分が回っているサークルさんしか買ってないしね。う〜む、自分で言うのもなんだけど、あんまり「オモシロイ」サークル買ってないね>自分。ずいぶんベタなところばかりで。コミケだと、どうしてもそんな感じになってまうなあ。
対して、委託販売が現状ではありえないサークルさんの希少性がより高まっているような気がして、それが初日の「BlazerOne」だったり最終日の「CUT A DASH!!」だったりすると思うのですが、実際どうなのでしょうね。

さ、冬は3日間開催だ!