コミックマーケット63(02/12/28〜30)


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今年も年の瀬、冬のコミックマーケットがやってきました。性懲りも無く早起きして行ってきますよー。しかもサークル入場もする予定だったりして、いやー、こりゃマイッタネ。
今回から電車関連の交通事情が変わっているので、どんな感じになるのやら。


1日目(9日)
上記の通り交通事情が変わったことから、果たしてどうしたもんか?という感じの初日。
新木場ルート、大崎ルートを検討してみたが、事前に調べたところ、新木場ルートは土日用のダイヤで運行していて、始発も5:40くらいにあるらしいとのことだったので新木場から向かうことに。‥‥どっちみちうちから行くのは始発か。ということで始発で出発。
新木場での乗り換えは、さすがに初日だからか、それともパスネットやSuicaなど、みんな乗り換え対策をしているのか、比較的おりこうさんな感じで目立ったダッシュも無く。
りんかい線のホームに降りたところで、始発の電車が一本遅くて間に合うかどうかわからないと言っていたG君に遭遇する。カメコ専門なのによく始発で来るな‥‥。と待っていたところ、25分くらいに電車がやってきた。雪崩れ込むように乗り込む人々。でも、出発まで15分も待つのかよー。と思っていたら、電車は29分で動き出した。「なんか29分とかにも電車あったぜ?」とG君。おや?なんか変なとこ見てたかな?>自分
国際展示場駅で降りると、まあ降りる一瞬こそ少々ざわつくけど、強引なダッシュもなく、割とおりこうさんな感じ?割とね、割りと。初日だからでしょうね。

ともかく向かうは東の駐車場。日も出てないのでどれくらいの人がいるかわかりませんが、まあ、冬だとだいたいこんなもんかなあ?という感じ。自分達の並び始めた場所は始発一本目の10列目。さて、しばらくブルブル震えて待ちましょうか‥‥。
今日は最低気温0度というだけあって寒かったヨ。氷も張ってるしね。冬は、こんな中で食べる屋台のうどんやラーメンがおいしいですねぇ。例によって、夜が明けたくらいから吹いてくる風が寒いです。

ここのところ一般入場の列整備が早まっているようで、今回も8時くらいには列に戻るように再三スタッフさんがアナウンスしています。食事やトイレはこの辺に注意しないとな。本気で列整備始めるから。その後9時を過ぎたくらいに、本格的に先頭列から列を動かし始めます。自分のところでも、だいたい9時40分くらいには動き出しました。建物の入り口のところまで完全に列を詰め込んじゃうんですね。
で、だいたい自分が並んでいた位置からは、東6ホールのあたりですでにシャッター前に並ぶ人たちが見えました。うっはー、アレは「BlazerOne」かしら?いやー、外の一般参加の列を見ている分には「こりゃBlazerOne行っても大丈夫かも?」とか思っていたんだけど‥‥うーんどうしよう。
例によって、始発でやってきたものの、これといって「ここだ!ここに行こう!」というプランが不十分なんだよなあ。本日の参加サークルと自分のこれまでの傾向から行くと、「BlazerOne」か「LEVEL-X」なんでしょうが、「BlazerOne」は夏の惨状っぷりが印象にあるし‥‥いや、改善されているはず。改善されていると信じよう!

かくして10時になり開催のアナウンスが流れ、列のみんなからも拍手が上がりコミックマーケット63が始まりました。時を同じくして一般列の入場も開始し、自分のいた辺りも10:05に建物の中に入ることができました。
ここで西館直行のG君と別れて一路6ホールへ。1日目2日目とも、見て回りたいサークルさんが固まって配置されているので助かるよなー。ホールに入ってそのまままっすぐ館外へ。外には数本の列ができていたけど、一番外側に太い列があり。これが「BlazerOne」か。えーと、スペースの位置は向かって右側なわけだけど、一番外側の列が右側を向いていて、1本手前が左側‥‥で、もう一本右側を向いている列があるんですけど。え?ナニ?4人列が2回も折り返してんの?まだ10:10前だぜ〜。最近全然並ばなかったけど、こんなんだっけ?はぁ〜、2時間コースだな、こりゃ。が、やはり列捌きが改善されたのか、時間は2時間かかったもののコンスタントに列は進んで購入することができた。本が無くCD-ROMだったために関心がそれほど及ばなかったのも要因かと思われるが、ともかく良かった。
そのまま近場にあった「RPGカンパニー」「塩こんびプロジェクト」を見て回る。もうお昼を回ったくらいなので、無くなっている本もあったりしたが比較的欲しかった本は買うことができた。うむ、イイ感じじゃないか。
がしかし、ホールを移動して「はっちゃけ荘」を見に行ったら完売していたー。え?う、え?マジで?こんな時間なのに?ぐわー、完全にこちらの目測誤りである。早めの再販を検討していただけるとのことだったが、ショックでか。あわせて「大チャンジャ」も完売。こちらはコピー本だったとは言え、うむ〜。だいたい「1日目とかって、なんか真剣に見るサークルあるわけ?」と聞かれたりもしたけど、こういう時ほど個人的にピンポイントでお気に入りのサークルさんが居たりするわけで。それがこれら「はっちゃけ荘」さんや「大チャンジャ」さんなんですが‥‥。残る本日の個人的肝と言えば、西に居る「珍譜堂」。こっちは逃せねぇ!ということで、急遽予定を変更して西に向かう。今日は、13:30には絶対に会場から撤収する用事があったので(日記参照)もうちょっと東を見て回るつもりだったがしょうがない。
で、「珍譜堂」は購入できたー。今日あたりは西の人の入りも少ないのかな。行ったり来たりをしている余裕がないので、西を少し散策してみる。と言ってもハリポタジャンルなんかなのだが‥‥えー、うー、勉強不足かなあ。ポツポツと見て東へ戻る。
気がつけば、これくらいで結構微妙な時間になってしまってました。ゆっくり見て回る時間が無い、でもあといくつかは見て回れる余裕が‥‥ということで検討した結果、少年FCのあたりを。え〜、収穫はあったような感じでタイムアップ。
何気に不完全燃焼な気分で1日目を終えたのでした。

2日目(10日)
今日も今日とて始発で出発する。と言っても、昨日以上に危機感を募らせるようなサークルさんもいないわけで、なおさら始発で行く意味がわからなかったりもするが、この辺は習慣だね、もはや。
新木場で今日もG君と合流して電車に乗る。昨日は同じ時間帯で電車が到着していなかったのだが、今日は何故かすでに電車がホームに入っていた。わけわからんな。そして人の数も若干‥‥昨日より増えているか?個人的予測としては、昨日よりも少し人波は減ると予測していたのだが、実際はそうでもないのかな。まあ、男性向けで比較的有力なサークルがポツポツ参加しているし、後はジャンル的にもオンラインゲームとかあるしなあ。
駅での人の流れもちょっと勢いが増してきたかなってくらいにして、今日も東の駐車場へ回る。確かに、ここにくるまでの人波も昨日よりは明らかに増えているように感じるな。当然到着時間は昨日と同じであるが、並んだ列は11列目‥‥と言っても列の先頭のあたり。昨日と比べてもそれほど大きな差はないなあ。聞いた話によると、東京駅からのバスの出発時間が早まっていた(6:00のはずが5:30くらい?)とのことだったが、それもあまり影響なし?
今日もブルブル震えながらうどんを食べつつ待っていると、西の企業に向かうつもりと言うます氏から電話連絡。向こうは大崎ルートの始発で来たらしいが、それほどの人手では無いらしい。企業目的組は初日に集中したのかな〜?と話つつ、「Ive'のCDは頼むな」と鬼発言(?)

さて、時間になったので入場の準備が始まった。やり方は昨日とまったく同じなので9時過ぎには列が動き出すのだが、例によってポツンと忘れられたカバンと、後から走ってきてカバンを抱えて列に追いつこうとする人影数人。ちゃんとスタッフのアナウンスは聞いておこうな〜。かくして今日も入場は10:05頃。

今日は特別外向きのサークルさんで目的のところは無かったので、内側からポツポツと。「Jam・Session」「峠屋本舗」などを見て回る。この辺をおさえられただけで、割と満足。
まあ、せっかくだしシャッター前なサークルさんを見てみようかなーってっことで東6ホールから外へ出ることにする。と言っても興味があるサークルさんと言えば「観月堂」と「HEART WORK」くらいかな〜ってことで、まずは「観月堂」の様子を見るために外へ出る。うぁ、こりゃまたすごい並んでるなぁ。繋がる繋がる、スペースのところから列が伸びて、搬入スペースの敷地内の端まで行って、そこから折り返してさらに折り返してる感じ?正確に状況を確かめるまでもなく「ああ、こりゃ無理」と判断して「HEART WORK」の方へ。が、こっちもこっちで貫禄の列の出来っぷり。4人組の列が東4から東6まで伸びてますよ。戻るのもなんだし、状況的にはどっちもどっち?と思ったのでそのまま「HEART WORK」に並ぶことにする。ああ〜、これで2時間待ち確定コースかな。まあ、いいんだけど。そのまま待つだけ待つこと2時間半、本は買うことができました。コレはコレで届くもんだねぇ。自分が並んだ所からでも「15冊ください」とかやってる人がいたので、限定があったのかどうかしらないけど。限定とかあったのか?
壁、メジャーどこ?は片付いた気分なので、後は趣味に走った島中を回る。いつも買っているところは普通に抑えつつ、後は見てみたいジャンルを回っていると、企業に行っていたます氏から連絡があり、そこで合流。ます氏もROジャンルを見たいと言うので再度東へ。さすがに結構帰っちゃってるサークルさんもあったけど、ポツポツ本を買いつつ、今日はこれで撤収となりました。

3日目(11日)
話は2週間ほど前にさかのぼる。
サークル活動しているという会社の先輩より「Undo君、30日ヒマ?」と話かけられ「いや、多分同じところに行ってると思いますけど」と答えると、「知り合いがみんな受かっちゃって、売り子手伝ってもらえるあてがないんだよね。手伝ってくれないかな?」とのこと。マジっすか?やる。やります、と。
そんなわけでまあ、自然の流れでサークルチケットもいただけて、当日の予定も「手伝ってもらうのも午後からでいいから、午前中は買い物に行ってていいよ」ということで、Undo的にはウッハウハですか?あーあ、Undoのまたアクの道に一歩前進ですかぁ?とか思っていたところ、直前に先輩より連絡が。
「斬鬼楼に行って欲しいなぁ〜」
ザ・ン・キ・ロ・ウですかぁ?チケットで入れるとわかっても行こうとも思ってなかったのに‥‥。
「当日はスペースに寄らないでまっすぐ並びに行っていいから、じゃないと買えないと思うし」
やっぱ、そういう状態なのか‥‥。

かくして当日、張り切ってんだかなんなんだかわからないまま7時半頃にビックサイトへ。そもそもサークル入場の仕方なんてよく知らないっていうか、中もどうなってるのか知らないし、これでいいのか?
スタッフの誘導の元、ガレリアへの入場口から中へ。入場はチケット渡すだけなんですね。
中に入ると、いつもの喧騒しか知らない身としては新鮮なくらい人が疎ら。ホールの入り口ではスタッフさんが元気よく「おはよーございまーす」と言っています。こちらも「おはようございまーす」と答えておきます。ううっ。しかし、ほんとサークルじゃないんだろうなって人がたくさんいるなあ(苦笑)。ベンチのあたりたまっているほとんどの人はチケット入場して来た一般の方々と思われますが、早速買い物のプラン立てでもしているのか、カタログとお手製のリストでなにやら議論を交わしておられます。
正直一人では手持ち無沙汰なわけで、まあ、言われた通り並ぶことにしますか。といってもどこに?2年前のシャッター前事件の話で、開場前のシャッターの所に外へ向かう列が出来ているらしいってのは知っているけど‥‥見た感じそんな列は無い。うーむ。さっきの熟練っぽいみなさんが、あーのんびりベンチの所でやっているのを見る限り、早いのか、まだ‥‥。と、タイムリーにすれ違った人達が「9:00位になったらシャッター前に列作り始めるから‥‥」と会話していた。あー、やっぱり。しょうがないので先輩のサークルのスペースに行ってみたが、まだ来ていなかった。しょうがないので外のベンチでしょんぼり朝食。自分、一人でハリキリ過ぎましたか?

ボケーっと座っているのもなんなので、ホールの中を散策してみた。知っているサークルさんに挨拶しておこうかと思ってみたけど、班長さんのとこだけだし、朝は準備とかで忙しいだろうしってことで、適当にぷらぷらと。自分がチェックを入れておいてサークルさんの様子も見つつね。果てしなく広く感じるホール3つ分も、人が疎らだとそんなに広くなく感じますなあ。
などなど考えていた8:00過ぎ。東5のシャッター前で喚声が上がる。見ると人の一団が出来ている。あり?あれって列?うわっ、ヤバイヤバイと思って近づいてみたものの、近くまで行ってよく見てみたら、確かに列になろうとしている一団はいるんだけど、それを散らそうとするスタッフの人たちも居る。と言うよりスタッフ側としては列を作る意思が無い模様で、再三「列は作っていませーん、立ち止まらないでくださーい」を繰り返している。その様は、時限コピーを待つ人々の様だ、とちょっと思った。
が、やっぱ9時から列作るのかな〜とフラフラ離れると、まもなくやはり喚声が上がり、今度は人の一団も塊というよりは列になっているようで、スタッフさんも列を形成しているようだ。スタッフさん、根負け?ともかく列に並ぶことにする。と言っても、シャッターに向かって正面を向いている列に行く前に、外周に沿って左右からも列が作られており、流されるままそちらの列に並ぶことになった。それにしても、外へ出るためのシャッターは東4、東6にもあるだろうに、東4はどうだかわからないが東6にはそんな列など出来ていなかったが。東6はサークル入場口に割り当てているためかな?ということは、ここにいるのは一番メイワク者ってことでしょうか。あは、あはははは‥‥。
というわけで、そんな列で2時間ほど待つことになる。目の前に怒鳴りあいのように組織購入の分担を話し合っている人々を見ながら、開場前だというのに並ぼうという人の列がこんなにいるわけで、こりゃ、やっぱりかなわないな〜と、漠然と思った。

待つこと1時間ほど、シャッターを一度閉め外からの入場を一旦閉鎖し、気がつけばあれほど人がわずかだったホール内にも多くの人が居てサークルさんの準備も完了してきた感じで、側のサークルさんの本が何気に気になるなあなどと思っていた頃、にわかに列周辺がざわめきだす。集まってくるスタッフ。そして、
「みなさーん、おはようございまーす」
『おはようございまーす』
って感じでウルトラクイズよろしくスタッフさんより外へ出る列移動についての説明がくだる。方法は、3方向に分かれた列から、それぞれ数十人ずつに区切って外に出していく方式らしい。「どの列から動かすんですかね?」と周りでざわつきだし、実際そんな感じで隣からも話しかけられ「そうですね」と答えたものの、内心「どっからだって大して変わんねーだろ」と思う中、移動開始。1回あたりの区切りは30人ほど。自分は外周に沿った列の結構先の方にいたので、割とすぐに外に出ることになった。シャッターの閉まるポイントになる段差のあたりにスタッフさんが待ち構えていて「CUT A DASH!!に並ぶ方は私に、斬鬼楼に並ぶ方はあちらについて行ってください」との指示。それについて外に出てみると、すでにそれなりの列が数箇所に作成されていた。もうそんなに人出て行ったっけ?と思ったが、東5だけではなく東4、東6からも、同じような人数の人が出てきていた。やっぱり似たような感じで列が出来ていたんだろうな。
というわけで、当初の目的通り「斬鬼楼」の列へ。「CUT A DASH!!」の列も、今だけはカワイイもんなんだよなあなどと思いつつ、自分の並んだ場所もあの「斬鬼楼」でねえという位置だったので、まあチケット様々なんだろう。
こうして、コミケに参加すること十数回にして、初めてシャッター前で開会の挨拶を聞くこととなった。

というわけでまずは「斬鬼楼」で購入。まあ、思いもよらなかったけど良しとしますかと思っていたら、まもなく「1限でーす」の無残な声が。う”っ!最初っから1限なの!?人の話によれば、「何かあったんじゃないかってくらいの搬入量だった」とかいう話だったので2限くらいにはなってるのかねー、と思っていたけど、そんなことは無かったらしい。あー、ガラスケースの中の値段も頷けるわ。
購入までは10分もかからなかったが(というか、10分もかかったのかって感じ?)、これくらいの時間にもなれば、一般列が既に結構入ってきているわけなので、残りのお使い分も考え一旦中へ。残りのお使いは「JESUS DRAG」だけなので、ここは自分の知る限りそんなに警戒しなくても大丈夫なはず‥‥ということで、自分の一番目の目的であった「Teamいもずか」へ。ぐわぁ〜ん、やっぱ結構列が出来てるのなー。夏はこんなことなかったんだけど、やっぱミュウミュウ効果か。列の最後尾に立とうとすると、最後尾札と思われるものには「最後尾はここ→」という文字が。最後尾は「ここ」はともかく、その「→」矢印はナニ?と、一応矢印の方向には欝になりそうな列ができていたので「まさかなぁ」と思いつつ後ろに回ってみるが、それは「ファントムクロス」の列であった。「いもずか」の列なんてないぞ?列のところまで戻ってみると、数人の人がやっぱり頭をかしげている。彼らと話したところ、「矢印の方に列はないし、これが最後尾なんじゃない?」ってことでそこに並ぶことにした。結局そこに後続が続き始め、普通に列が形成されていったことを考えると正しかった様だが、強面の人が列裁きをしていたのでちゃんと確認を取るべきだったなあ、と今になって思う。
「Teamいもずか」が終わると、ほぼ全体の真ん中の位置からどこへ行こうかという判断を求められることになる。お使いの「JESUS DRAG」は東6の端になるが、自分が回りたいところは東4に固まっている。が‥‥ここはお使いでしょ、やっぱ。ということで、「JESUS DRAG」まで行って本を購入した後、外へ出て一気に反対側の外へ。この辺は、向かって右の非常口から「Rengaworks」「コトムラヤ」「武神屋」「あじのひらき」と自分の御用達サークルさんが並んでいる。ついでに「まんどらごらすとらいかー」なんかも気になるところではあるわけで。が、まずは新刊の一冊が微妙な数らしい「Rengaworks」へ。列の長さ自体はそうでもないが、結構並ぶよなあ。「いもずか」の時にも思ったけど、いかんせん発行物の種類の多いところはしょうがない。と、しばらく待っていると「一冊完売しましたー」とのこと。ぐわっ、意味ねー。まあ、しょうがないのでしばし待つ。と、案外「まんどらごらすとらいかー」が並んでないな〜とか思う。というよりすぐ買えてしまいそう。今並んでいる位置が位置なので抜けるわけにもいかないが、このままなら買えるかも?とかちょっと妄想。しばらくして「Rengaworks」も購入完了。結構数はあるなあ、と思ったけど本の厚さが厚さなのでそれほどでもないのかもしれない。で、再び外に出て「まんどらごらすとらいかー」の所に行ってみたら、絶妙に「完売しましたー」の声。うわっ、タイミング悪っ!それはサバサバあきらめて、「(ここのシャッター前で)うちだけ残っちゃったよ〜」と言っていた「武神屋」を購入。「あじのひらき」は列が半端なかったので、これは潔く諦めましょうってことで中に入り「GGGファクトリー」へ。が、こちらも結構な列が‥‥。あー、販売物多そうだしなあ。どうも今回はこのパターンでつかまってしまったなぁ。
とりあえず、第一陣は完了ってことにして次の攻め方を考える。時間にして13:30に交代しなければならないことを考えると、あんまり悠長には回っていられないわけで。となると、一旦西に行ってみるか。
ということで、西。実は結構西の方が興味深いサークルさんというか、ジャンルが多かったりするんだよな。特に個人的必須格として「ニガヨモギ」「ぺたぺただん。」あたり。両者ともそんなにすぐに売り切れるわけでもないし、委託も結構するからな〜と安心はしていたんだけど‥‥両者とも終りょーう。「ぺたぺだだん。」の方は既刊のみ販売していて、「ニガヨモギ」は跡形もなかった。「委託すると思います」という言葉に望みを託すのみ‥‥。後は西の(個人的に)主だったサークルさんを回る。が、「relic」はどうしてしまいましたか?楽しみにしていたんだけど、なんだが張り紙が出ていたのでよく見なかったのだが(追記:南風さんのHPに欠席の告知が出てましたね)。まあ、上記以外は基本的には抑えられたのでいいんだけど、結局それらは「いつも買ってるサークルさん」だけで、島中のなんとなく気になるサークルさんをちゃんと回れなかったのが残念。後ろ髪引かれる思いで東に戻る。
ここで再び東456へ。東5の島中を回りつつ外周へ抜け、そこから東4方面へ。「スカポン堂」は夏の再現にはなってませんかー?と見てみたら、あ!まだ残ってる!列も少ない!ってことで並ぶ。が、みるみる新刊は減り続け、売り子さん2人に対して2人列で並んでいたうち、片方の列に新刊が1冊残るのみ。って自分がまさに最後の一人になりそうになり、こ、この気まずい状況は‥‥となりかけたところで、「ちょっとまってくださいねー」と奥から一冊を持ってきてそれで終了。ぜ、絶妙なタイミングであった。後ろのみなさんゴメン。
後は角付近の壁を眺めてから葉ジャンルの島中へ。この辺の主要なサークルさんは完売してなくていいな〜って気分で回る。これでだいたい13:00過ぎ。
残り時間は、今度は東123へ行って、さっきは注意して見なかった主要サークルさんへ。「FountainsSquire」は、数は十分届きそうだったものの、待ち時間的に足り無そうだったので諦めて、他のところを。「NIKKA」とか残っていたのが意外と言えば意外か。後は「麒麟堂」などを経由して、これで交代までの買い物終りょーう。ふぃー、なんだか一気に駆け抜けた感じだな。

ということで、スペースに行って先輩と交代し、先輩は挨拶周りに行き自分は売り子をしてました。オリジナルジャンルなので「まあ、そんなに売れないと思うから」と気楽な気分で変わったものの、やっぱり道行く人が本を手にとってペラペラめくってる時は緊張するもんでして、しかもなかなか買ってくれないしね。まあ確かに自分も、いつも買っているサークルさんならば指名買いしちゃうけど、そうでなければちゃんと読んで、興味がわかなければそこで本を置いてしまうわけで、なかなか難しいもんだな〜と思いました。
途中で、ろむれっと君やG君がやってきたので自分が回れなかったサークルさんのお使いをお願いしたりしつつ、先輩が帰ってくるまで1時間ちょっと、売れたのは2冊だけでした。
「2冊しか売れませんでした‥‥」と申し訳ない気分で言うと「2冊”も”売れました、だよ」と先輩。なんか、自分はポンポン売れちゃうサークルさんでポンポン本を買っちゃうので感覚がわかっていないってことなのでしょうが、ほとんどのサークルさんってこういうものなのかな、と思いましたね。

戻ってきた先輩は、「もう相方が帰るっていうから、今日はこれで撤収するから」とのことで、今日はこれで終了。残った時間、再び回っていないサークルさんを回ることに。終了も近くて撤収しちゃっているサークルさんが多かったけど、何気に意外なサークルさんが残っていたりして、個人的に最後まで色々買うことができました。

とりあえず、今回はこれで撤収することに。みんな、おつかれ〜。


総括
今回はちょっと面白そうなジャンルの日に時間に追われている感じで、そこが心残りな気分でした。その分、これまでは体験していないことが出来たわけで、これもまあ前向きに考えてみますか。

今回触れておきたいのはやはりサークル入場です。開催前には金銭売買されるなどして、とかくイレギュラー感の強い、それでも人によっては内心いつかは自分もしてみたいと思うことではないかと思います。
基本的には自分にはパイプもなく、金を使う気もさらさらないのでサークルチケットは無縁なもんだと思っていましたが、今回は縁あって条件付きとは言え譲ってもらえることになり、いい機会だと思ってサークル入場してみました。自分としてはナニをどうすればいいのやら、という状態ではありましたが、上記のような感じで普通に過ごすことはできました。そこでまあ、一般的にチケットを高額でもゲットしようとする一般参加者の思考として考えてみると‥‥サークル入場のアドバンテージは大手一つ分の差でしかないな、と思います。その差がデカイと言われればしょうがないんですが、自分の感覚的にはそれほど大差ないな、と。ぶっちゃけ、その大手サークルを気にしなければ普通に一般入場で十分なんだよなーという感じがありました。「大手サークルを気にしなければ」ってのにも良し悪しはありますかね。そこがどうしても欲しい、そこが手に入れば後はどうでもいいという人であればしょうがないかもしれないけど、現状での入場体制はかなり改善されていて、始発で会場に到着すれば、開場からそれほど時間がかからず入場できていると思います。それならば、比較的大きなサークルさんならば購入できていると思うんですね。例えば、今回スタッフの人が上げていた「CUT A DASH!!」と「斬鬼楼」にしても、普通に始発以降で来た一般でも比較的多くの人の手に渡ったように思います。それを考えると、普通に頑張れば普通に本は買えるわけで、イレギュラーなことに大金をはたくのもナンセンスな事だと理解されれば‥‥。あ、冬だと寒さ凌げたりするので、それはいいかも(ぉぃ
ただまあ、チケット入場でも組織をもって本を買っている人もいるわけで、いったいどこからそのチケットは出てくるのだろう、と思ったり。”買う”という目的だけ見れば、チケット組織>一般組織>チケット>一般っていう感じかな。

さて、今回はサークルスペースの中からコミケを見ることもできました。オリジナルなので自分はまったくチェックしたことの無いジャンルなわけですが、隣のサークルさんの本とか見せてもらったりしたのですが、これが自分がいつも回っている二次創作系の本とは違った面白さがある感じで、こういうのもいいよなーと。この大きなイベント、まだ知れぬ自分が楽しめるイイホンがあるんだろうなと思い知らされる思いです。まあ、自分がいつも見ているジャンルにしたって全て知っているわけではないし当然なんだけど。
売れ行きがナニだったりするのですが、先輩曰く「今日はこの辺全然人通りがないからねー」って事でスペースの位置とか、サークルさん側がちょっとでも見れたかな、と。

今回のコミケは自分の目に入ってくる分には変わったことも無かったですが、自分的に新しいコミケの面を見ることができたので、良かったと思います。